後7日目:救急

今日は救急の試験であった。ヤマが公式から降ってくる、予定外の事に対応する救急科らしからぬ試験である。まあ政府と違って、想定外想定外と言って許される分野ではないので想定外を想定内に、予定外を予定内に収めるのが本業だと思えばなんとなく納得がいく。

 

すこし印刷のトラブルでもあったようで、試験開始が少し遅れることとなった。その時に提示された時刻になっても始まる気配がなかったので、『ホームセンターで紙買っとるんちゃう』なんて冗談を吐いたりした。寿司屋で魚が遅い時に『今から釣りに行っとるのとちゃうか』、サラダが遅い時は『今収穫したはるわきっと』なんて言うのと同じである。

 

少しして紙が届き、無事に試験開始となった。選択問題の方は事前に公式のヤマをたっぷり対策したのでほとんど問題なく対処できたが、記述の方が少し面倒だった。数は2題で片方は出題予告済みで書ききることができ、もう一つも問題プールが事前に示されていたのでそれなりに書くことができた。ただ、紙の記述試験が嫌なのは手が疲れることである。しかも自分は悪筆で、問題なく他人が読める字を書くには追加のコストがかかる。必要なのでそうするが、鉛筆を持つよりガラケーやマウスの方が早かった、これは半分比喩だが一定量の文章を初めて書いたのはガラケーである、そんな身にはこたえる。

 

記述試験だけでもいいので一般名詞のコンピューターベースドテスト、CBTになってくれないものかな。