運動療法の自己処方

今日は久しぶりに労働以外の理由で外出をした。町内、というより市内のいつもの散歩ルートをチャリで2周ほどしたのである。

 

『健全な精神は健全な肉体に宿る』とはよくいわれるが実際当たっている部分もあり、肉体の方の調子が悪いと精神まで少し崩れてくるものである。公園に寄ってちょいと鉄棒で遊んだりもして(不審者しぐさだが、夜に公園に来る人は概ね人の事を言えないので問題ない)普段使わない体力の消耗と引き換えに精神の安定を得た。ついでに切らしているビオフェルミンの補充をしようかと思っていたがそれは忘れた。

 

しかし、運動で精神を回復させるというのは元々軽傷、日常生活で一般的につく程度の傷だからこそ当てはまることである。その種の病気の人に『運動すれば治る』とデマを吐く人もいて、『できないから治らないのか』と傷つく人もいる。とはいえ外に出る準備を大した負担も感じずに行って外に出て体を動かせるならばその時点で問題はそれなりに解決されている。

 

ある種の診断を受けている場合は概ねそれが到底できないような状態で薬を飲んで安静に、あるいはほかに指示されたことを行うのが現時点で良いこととされている。

それであっても心を扱うとなると本職でも保険診療の枠組みの問題もあり難しく、特に自分以外のものとなると本当に手に負えないことだ。