試験3日目:物量作戦

ホテル暮らし3泊が終わり無事帰宅した。自室の耐用年数がとうに過ぎたベッドの上からこの記事を書いている。必要にかられてのホテル生活はやはり疲れる。環境というよりも食料の問題が強く、普段好きに料理している我が身ができあいのものしか食べられないと少しばかり精神にダメージを受ける。

 

例の感染症のホテル療養も、仕方がない事とはいえ2週間も外出が禁止されほとんど変わらない日々を過ごし、食事も自由に選べないとなればそれだけで別の病気にかかってしまいそうである。6階の窓から降りてさえ自由を求める人には共感を覚える。それはそれとして感染病対策上だめだが。

 

さて、試験のことだがこれは今までのぶんはよほど酷い覚え違いをしていない限り大丈夫そうである。GPAのスコアアタックはしていないので60可があれば問題ない。とれる点はとっておくが点数が下振れした時の余裕という面が強い。

 

その問題の中に、著作権の問題もありここで詳述は避けるが箇条書きに多く書いただけ点数(上限つき)が与えられる問題があった。ある授業資料にその一覧があって、それを覚えていけば点が出る代物なのだが一部を忘れてしまった。そこで調べておいた、当該の授業資料に載っていないが一般的にみて問題文に合う概念をつらつらと必要下限を超えて書き連ねることにした。

 

これは授業資料の復習のみにとどまらず、指定難病センターやMSDマニュアルや各学会のサイト、時に成書や国試の問題などさまざまなテキストから勉強することでできたものである。勉強時間とそのソースの多さを用いて記述量を増やしその問題については物量で押し切ることができた。

 

こう言うと先生の考えに完全準拠したほうが良いのでは、と思う方もあるだろうが医学教育はどうしても全国共通の国試を強く意識せざるを得ず、そのためナショナルスタンダードに合わせる圧力が強いので信頼できるソースならどこを参考にしても問題がない。