ウロウロしたい

少し前、新快速の末端である敦賀市に赴いて市街地を電動自転車でひとまわりしてきた。道中の湖西線の風景も含めて愉快なものであった。お『うみ』にせよ日本海にせよ、だだっ広い水面は心を躍らせてくれる。

 

内陸生まれ内陸育ちの我が身にとって、海というものは一つ非日常の象徴であるから目的地に選びがちだ。東灘区某所の私立学校から見えれば違ったものの、そこから海に出るにはチョイと歩く必要があったので数えるほどしか神戸の海は見なかった。

 

海でなくとも非日常の風景を見るのは精神衛生にすこぶる効くことを知っていて、小学生のころから塾帰りの夜10時に市街地を自転車で見て回ったり、休日にはホームセンターや古本屋で小銭を握って色々見て回ったものだ。ひとりで。

 

というわけで今になっても、一人で旅行して外の風景を見て回ったり現地の人が生活するスーパーや公共施設に出入りするのが好きである。名所と土産物屋の観光も決して嫌いではないが。

 

この学生時代の今、病院実習や固有名詞CBTなどが無い夏休みは金・体力・時間3拍子揃った遠出をするには最高の時期であるため、コロナに配慮しつつ節度を保った範囲でちょくちょく出かけている。本当は東京に行きたかったが騒ぎやコロナを考えれば到底行く気になれないし、あと九州や東北などもしっかり時間をとって回りたいが今後どうなることやら。冬休みや、その直後の追試期間その1(第二冬休み、と読む)の頃には旅行ができる情勢であればいいのだが望み薄である。