大学の歩き方:第二外国語選択

大抵の大学1年生は英語以外の外国語を第二外国語として扱う。弊大学では教養教育が1年間だけ、正しくは1年の3学期が2年の0学期扱いゆえ1年足らずなので本当にさわりしか扱わないとはいえ残っている。文系の特に法学部などは独仏のどちらかをしっかりやるというが医学部では今どきドイツ語もラテン語もあまり使わないので本当に導入だけで終わる。

 

実際は古代中国語を高校在学時に扱っているので第三外国語と言っていいとは思うものの、高校の漢文教育はお堅い漢文調の日本語を読むための補助線でもあるので純粋に外国語を学ぶものとしてはやはり第二外国語である。

 

弊大学ではドイツ語、中国語、フランス語、スペイン語、韓国語が前後期にわたり開講されて、前期で不可を貰った時の2外単位の補充用としてラテン語が後期で他大学との共同講義として学ぶことができる。

 

私はドイツ語選択で単位を頂き、ラテン語は単位を取らない前提で覗き見したので、他の外国語は漏れ聞く程度にしか知らないが少し私感を書き連ねてみようと思う。

 

ドイツ語:発音は少しだけ例外があるものの素直で、基本アルファベット通りに読めばよい。文法的性の理解とtheの格を暗記することが最初の壁で、これが分かれば単位が取れる。中身は英語に近い(標準語とうちなーぐちの関係よりも近いらしい)。文字は英語のラテン文字にわずかに付け足すだけなので簡単。

 

フランス語:発音が難しい(規則が複雑)と聞く。文字は英語のラテン文字に色々つけ足される。やはり文法的性がある。これも英語に近いらしい。語彙が英語とかなり被る。

 

スペイン語:発音はローマ字読みに似て易しいが文法と語彙がとにかく難しいらしい。自分の学年ではこれだけ定員割れしていた。本当に苦労していた人が多い印象。先生によるかもしれない。

 

韓国語:発音が難しい(日本語に無い音)。ハングルの習得は意外と易しいらしい。語彙は独特のものが多いが日本語と共有する漢語も一定数ある。確かに韓国語の音楽などを聴いてみると時々漢語が聞き取れる。例えばコンギョ(攻撃)とか。女子多め。

 

中国語:声調言語なので発音が非常に難しい。文法は単純とのこと。簡体字が難しいとはいえ日本語話者は大幅なアドバンテージがあるらしい。現代とはだいぶ違うとはいえ漢文の知識が少し使える。とにかく発音に苦労していた印象。

 

ラテン語:文字は”ローマ字”であり、発音は”ローマ字”読みで大体OK。一番簡単かもしれない。ただし文法がとんでもなく難しい。私は諦めた。死語であり日常会話を目的としないので例文が堅い。

 

大きな総合大学ならポルトガル語やロシア語やアラビア語などの難しそうな言語もあったのだろうかとは思うが、自分が選んだ医科単科大学なので受け入れている。