大学の歩き方:まつろわぬ弊学年

弊大学では体調や体温を記入してwebで毎日提出することになっている。これ自体は2021年には真っ当なものだとは思うのだが、弊学年だけその提出率がやけに悪いのだと大学当局からお叱りが来ている。そのために定期試験の延期も行われた。

 

1学年100人少々もいれば元々の行動様式が偏っていることは考えづらいから、おそらくは学年運営のなかでこのような風潮が形成されたに違いない。その原因はいくらか考えられるが、「対面授業の実施可否とフォーム送信を結び付けたこと」を主因のひとつとして考えている。

 

お試しで1か月くらいだけ専門教育の対面授業があって、それを学年全体で厭う風潮が生じていた。オンライン化してから「フォーム送信がされないと対面講義を実施できない」という旨のお達しがあったものを「送信しなければ対面講義再開を阻止できる」と理解し、送信しない風潮が生じたのだと。

 

対面講義が面倒だという主張は他の学年でもありそうだが、下の学年はそもそも在学中ずっと通信制であるし、上の学年では専門教育の対面講義が1年以上行われたためにそれへの忌避が少なく、またフォーム提出の有無を大学への意思表示手段として用いなかったのではないか。

 

態度が悪い学年であるから、今年も留年の嵐が吹き荒れるかもしれない。ちょっと学年が崩れてきているので自分と近しい人たちの進級を考えねばならない。