大学の思い出:生化学レポート手書き

日に16時間でも勉強できる化け物とは違い、自分は作業をすると体力と気力を消耗する。大量に出てくる課題や試験も、大きな権限と責任の伴う免許取得のための学習かつ通過儀礼と思えばある程度納得いくし、納得していなくてもせざるを得ないのだが、時間配分を誤ると中々辛いことになる。

 

時に、最近はオンラインでの提出になったのでキーボードを叩けば課題が出来上がるが、グラフ用紙への書き込みが要求される場合には時に本文も手書きが要求される。

 

去年の今頃、基礎医学前半の生化学で、手書きレポート10枚以上+手書きグラフ数枚の提出が2つ課された。オンラインとはいえ実習の課題ということで、出さなければ欠席扱いで留年である。処理しなければならない。

 

課題の期限は1月以上あったのでこつこつと進めれば大したことは無かったのだろうが、どうにもやる気が出ないまま、7割ほどを残して期限まで残り1日となってしまった。紙の課題なので登校して提出しないといけない。

 

やむなく大学近傍の某所に宿泊し、魔剤とペットボトルコーヒーを流し込みつつ課題に取り組むのであった。高用量カフェインがないと起きていられず、しかし山ほどカフェインが入っていると寝不足で頭が茹だって一定以上の思考ができなくなる上に吐き気も酷くなる。

 

片方は朝方に出来上がってもう片方も執念で半分以上は昼までに仕上げ、期限の10分前まで粘って仕上げるつもりであったが、その直前に英語の顔出し必須の講義があったため途中で断念して、要件を満たさないままの提出をすることとなった。未提出より再提出である。表紙だけ、表紙と冒頭1ページだけ、などという提出のテイを成していないと思われるものならともかく、半分仕上げていれば再提出の指示を下さるだろうという考えで提出した。

 

結果はやはり要件不足で、用紙サイズのミスもあり再提出となったが、ありがたいことにお達しから2週間の猶予が与えられた。ありがたやと思いつつ今度は量が減ったこともあり地道にこなして提出、お許しを頂いた。

 

生化学は基礎医学の講座では単体で最もすべきことが多い(解剖2つを合わせたよりはまだ負荷が軽いが)ので、心して臨まれたし。試験も厳しく、少しでも手を抜くと追試(色々厳しい)送りであった。日程上も追試にかかると基礎医学後半の本試に向けた勉強期間が減る(後半は中日が多いのでどうとでもなるが)ので本試で通したい。