季節もの商売

 

今日は競馬で小銭を落っことした後に何となく谷六まで行ってそこから少し歩いて花火屋街を見に行った。人形屋で花火と、特に関係が無さそうな商品が売ってあるのが奥のほうの、色々と商品が揃えてあった方で会計の時に少し話を聞いてみた。

 

まず本業が人形屋なのは間違いなくて、雛人形や皐月人形を売っているのには間違いないのだという。しかし人形だけだと半年ぐらいオフシーズンができてしまう。

年末はイルミネーションや年末年始の商戦がある、3月までにお雛様が売れる、5月には鎧兜が売れる。しかし夏~秋にかけて売るものがない。そこで花火をやりだすのだという。

 

ついでにパーティーや結婚式の演出に使うようなカタログまで見せてもらって、そもそも豪勢なバズーカから火薬を使わないものから飛び散らないので掃除が楽なものから、色々と見せてもらった。これなら多少の季節性こそあれ安定した売り上げが見込めるのだろう。

 

それでも6月と10月は一番暇だと言っていたが、商品の入れ替えで重い物を引っ張りだしたりしまったりの仕事はあるそうだ。ただ、季節ものの仕事なら年中働き詰めず閑散期にのんびりできるくらいが持続性があっていいかもしれない。

ちなみにこのあたりにずらりと並んだ人形屋はこの閑散期に店を閉めてしまうことも多いそうで実際にシャッター街の様相だったが、そこで敢えて開けることで私みたいな少ない客を集めて拾っているのだという。ちゃっかりしている。

 

反して自分が飛び込むことになる医療業界ではまとまった繁忙期がなければ閑散期もない、最近はコロナの周期性のようだが、で普段から負荷が高いのでしんどいことだ。