大学生の日常も大事だ

今日は2年半ぶりに対面講義で学校に行かざるを得なかった。この2年半で、90分もの間椅子に同じ姿勢で座り続けるための筋肉までオミットしてしまったのでやや体力を消耗させられた。そして部活の禁令は継続中なので本当は文化祭とかに向けての準備をしたいところだがそれもできない。難儀なものである。

 

しかも校舎が、当然コロナ前に設計されたものであるので、キッツキツのミッチミチである。心の小池百合子が『密です!密です!』と脳内でアラートの大合唱を流している。

その3時間の為に、京都の洛中ではいい立地だがそれゆえに京都駅から嫌になるほど遠い大学まで2時間と1200円を費やさねばならない。阪急にして四条の駅から歩けば安いがこの時期にそんなことすれば蒸し人参になってしまう。

 

しかも2年半で先生側のノウハウまで揮発したのか、出席確認が100人超をずらっと並べた名簿に自署させるものであった。当然10分休みをフルに使っても間に合わずに大渋滞である。困ったものだ。

 

嫌な授業なら切ればよいという意見もあろうが、実際内容は言ってしまえばwebで公開されているOSCEのマニュアルであるものの(医学系OSCE公開資料 | 公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構 (cato.or.jp))、文章では埋めきれないコツやお約束の声、自動車免許でいうところの大げさな首振りのようなもの、の伝授もあって切るに切れない。

 

下の回はもっと早くに、梅雨のころから大学生の日常が大学当局に破壊されて対面講義を受けざるを得なくなっているが、カリキュラムの都合逃れられていた4回にもついにそれが降りかかるときがきた。

幸いにして講義で大学生の日常が破壊されるのは今週と来週だけ(モノを扱ってナンボの演習、実習については仕方ないものと理解している)なので耐えることとする。大学生の日常も大事なので、オンラインにできるものはオンラインにしてほしいものだ。ついでに大学設置基準のオンライン60単位制限の撤廃も願いたいものだ。