日本文化『クリスマスにKFC』

今日は労働の後、家族でケンタッキーフライドチキンのパーティーバレルを囲んで過ごした。元が企業の広告戦略であろうと何だろうと、最早日本文化のひとつと言っていいと思う。本場ではターキーだのなんだのと言う出羽守もいるが、それ専用の料理というのはまだいいが全く食べなれない食材をわざわざ選ぶ理由もない。それに大昔ユニバで食べたことがあるが硬くて水っぽい印象を受けた覚えがある。

はずれ個体を引いたのかもしれないが、異国の祭日にかこつけた祭りをするのにわざわざ新奇な食べ物に慣れる必要はない。お菓子系は、シュトーレンなどはけっこう普及しているように広告次第で色々できそうだ。

 

今年のKFCはいつにも増して大盛況だったそうだ。KFCが国内の契約農場から確保していていつもの価格で提供しているのに対し、スーパーやコンビニの輸入鶏が高騰していて末端価格にも多少反映されているようで、急遽KFCに流れた人が一定数いたのだろう。我が家では予約をしていたので全く問題なかったが、この寒空に長時間並ぶのは大変である。

 

牛丼なども高騰した。輸入食品の値も最低賃金もけっこう上がったので仕方のないことだろう。ただ、牛丼並がワンコインで済まなくなったら少し困るかもしれない。そうなるころにはブタ丼やトリ丼がワンコインランチの主流になるだろうか。うどん屋なら400円くらいでトッピングもつくのでファストフードとして復活する可能性もある。安すぎる外食を問題視する向きもあるが、料理のインフラを持たない、持てない人たちや自炊が面倒になった人たちの為にもそうでない人たちの為にも安価な外食は多少質を落としつつも維持されてほしい。