虚無の期間

仮にも21年と5カ月ほどを生きてきて楽だった時もあれば苦しかった時も色々とあった。そのうちの辛かった時というのは色々と思い浮かぶが、その大半は課せられたタスク量が主因である。ただそれ以外で苦しんだ時期が2週間ほどある。2年半前、大学の2次試験後合格発表が出るまでのことだ。

 

思えば3歳の末で幼稚園に通い始めてからずっと教育機関に属していなかったことは無かった。中学入試の時は翌日に東大寺学園を受験する昼休みの間に合格を知らされたのだから所属が未確定の期間は1日ほど、その間も東大寺の試験で頭がいっぱいだった。

そもそも小学校の卒業をしていない上に絶対に嫌であったが義務教育として近所の公立中に進む選択肢もあり、今後も教育機関へ所属し続けることが確定していた。

 

翻って大学受験の時は、高校の卒業式をもう終えてしまい3/31までは一応高校生とはいえ放り出されることが決まっていた。センターや二次で失敗した部分ばかりが脳裏に浮かび、浪人するにしても性格上学力を維持できる自信が全くなかった。

浪人で学力が伸びる現象は現役時に演習を積みきれない人たちのもので、先取りを重ねた自分は周りから勉強量で殴られずるずると落ちていくものだと思い込んでいた。

受験が終わり腑抜けた姿に思うものがあったのか、親からバイトをしろとの圧力がかかっていたのも気を重くさせた。今まで塾なり学校なりに頼り切って受験をしてきた我が身、宅浪にバイトまで課せられては少なくとも医学部への進学は望めない。(予備校に通いつつ働くのは不合理である)

 

なんだかんだで合格していたから、前日にパラドゲーなどしていたことも全て正当化されその時から今現在までタスク以外にはほとんど悩まされず今こうやって気分よくブログを打ち込んでいる。あのような期間は2度とごめんである。