レンチン炊飯器

5年くらい前の一時期玄米にハマった時期があって、1台しかない家の炊飯器には大抵銀シャリがあり使えないためその時にレンジでできる炊飯器を買った。米と水を入れて、浸水後に10分ばかりレンチンして20分蒸らせば飯になるという代物である。

 

しかしこれが中々うまくいかない。玄米はロウカットなる加工で白米と同じ炊き方ができるものを選んだものの所詮電子レンジというべきか、実際の加熱時間が10分では厳しいのか熱の伝わり方が違うのかなかなかうまく炊けなかった。我流で水を足し、また追加の5分、10分加熱してようやく食べられる、といった印象である。

気の迷いでおかゆを作る時などは中々優秀で、とりあえず水を多く入れて長く加熱すれば問題なく出来上がった。炊いた飯を茹でて粥にすることもあるが、レンチンであれ生米から炊いた方がずっとよく出来上がる。水加減のマージンを多い方に振り切る分にはレンチンでも問題はなかった。

 

その後は炊飯器は中に水だけを入れてコップ兼自室用水筒になり玄米もてんで買わなくなってしまった。ちゃんとコンセントに繋いで加熱する電気炊飯器の優秀さを思い知らされたエピソードである。