鯛めし

今日は鯛めしを作った。正月の縁起物の尾頭付きが残っていたので、せっかくなら骨まで活用してやろうというものだ。

 

彩を添える三つ葉を買ってきてから、炊飯スイッチを入れる30分前くらいに米を研いで水を吸わせ、昨日食べた残りを冷蔵庫から引っ張り出して炊飯窯に入るようにほどよく2等分にした。少々塩気がきつくなりそうなのでせめてもと思い尾びれを追加で切り取って化粧塩を流水で流しておく。

 

適当に醤油と酒みりんに本だし顆粒を投入した。幼少期から料理に親しんでいると、家庭料理、正しく言えば男メシを作る分には分量から味が記憶を基に察しがつくものである。今回は尾頭付き(小破)が自炊の物でないので少々マージンが必要であったが何とかなった。

 

そして炊けてからが本番で、炊飯器で蒸されていい出汁が出た鯛を取り出し、細かくほぐして釜に戻す。熱くて扱いにくく、さらに意外と小骨が多いので少々難儀であった。脳天やカマの身は飯に混ぜ込むが、頬肉はこっそりつまんだのは作る人の特権だ。

 

三つ葉を細かく切って散らし、保温機能で少し温めて完成である。家族にたいそう喜んでもらえた。

 

尾頭付き定価3500円は易々と手を出せるものではないが、また気が向いたら250円のアラか、安い時は980円の丸ごとのを買って料理してみようか。