緊急事態宣言秒読み

東京の取り巻き3県でそろそろ緊急事態宣言が出るそうだ。東京がお祭り騒ぎで2020を通り越して3000以上に到達してしまった以上、その3県がいくら頑張ろうと感染拡大は止められないものと思う。千葉神奈川埼玉の人たちのだいたいはTOKYOと関わって暮らすのだから仕方ない。陽性者数こそ恐ろしいが高齢者へのワクチン接種は概ね済んでいるためか病床の供給が7/28現在破綻『は』していないのは結構である。

 

世代間対立をつい感じてしまう私としては、自分と同世代の人のだいたいが2回目接種から半月を迎えることができておらず高齢者ばかり優先されていたことを苦々しく思うが、東京都の大本営発表はともかくあと数日は保ちそうな状況を考えると納得した。

 

ただ、緊急事態宣言と言っているのに感染拡大の自粛がなされないのは懸案事項である。その理由は明らかで、やはりオリンピックのせいである。バブルといえば弾けるものであるが、その通りに『バブル』は破綻してウイルスの国際交流がいたるところで行われているようである。

 

その直接的な効果が仮に限定的だったとしても、それがお祭り騒ぎの雰囲気を作った間接的な効果もある。オリンピックもやるのだからと種々のイベントが時に客も入れて行われ、街は飲み好き、遊び好きの人たちで一昨年までのようにあふれている。ふと東海道新幹線の乗車数推移を見てみれば、2018年度比で3割や4割はあるとわかる。

 

半月前から東京で出て、沖縄にあり、今度南関東で出る緊急事態宣言も、テレビで選手が活躍して浮ついた雰囲気になっている今では感染拡大予防の雰囲気を作れていない。初回のころは非日常であったがもはや日常である。中小の飲食店のだいたいは耐えかねて閉めるか開き直って開けるかの2択となっている。

 

大阪でも拡大しつつある。東京への対抗心ではないが、宣言が出る日も近いだろう。それまでは個人的に感染対策を怠らず、今しかできないことをするだけである。