大学の歩き方:救急医療学教室からの✉

医大はその都道府県の医療の要であるから(東京は多すぎるので違うかもしれない)、そこに通う我が身にも多少ながら情報が入ってくる。授業や試験日程の変更、または講義で語られる内容の節々に京都での状況があらわれているが、救急医療学教室(http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/emerg/)からの情報提供メールからもうかがい知ることができる。

 

ときどきtwitterに上がっているので知っている方もいるかもしれないが、マシな時はマシだが気を緩めるなと、厳しいときは厳しいと言ってくれる。京都ではGW前から徐々に崩れてきて、今は大阪よりは少しマシであるものの非常に厳しい情勢であるようだ。

 

大阪と言ったが、大学のすぐ近くにある京阪出町から淀屋橋まで1時間足らず、JR京都駅から新幹線で10分少々、新快速で30分もあれば中心部につく近さなので大阪の情報も流れてくる。ついでに滋賀も少し。

 

直近のメールでは文字から悲鳴が聞こえてくるような惨状であった。もはや破綻状態であると。余力なんてないと。引き続き手指衛生を励行して、同居人以外と同席するなと。家から一歩外に出てみると百貨店に出向くか20時以降になるかしないとオリンピックも結局やる方向だし緊急事態宣言の雰囲気がしないが、最前線の大学からの知らせだけはきっちり緊急事態であることだ。

 

それにしても、京都市あたりの医療はそれこそ東京の都心部に次ぐくらいには発達していて、そこで支えるべき地域も少ないはずなのだが、それでも医療崩壊だと叫んでいる。少し前に流行った医療の地域格差の是正などといって、資源を奪い去られずに済み不幸中の幸いである。