緊急事態宣言が常態

午前1時ごろにふと『今日は気分転換に久しぶりのプールでも行こう』と思い立ったのだが、緊急事態宣言のため閉館しているのでやむなく諦めた。4月の下旬にGW直後までの短期集中だから、といって始まったものがずるずると6月の下旬になるまで続くことになってしまった。悲しいことにオリンピックも開催する流れになってしまっているが、IOCやら何やらへの賠償金と、この2か月での損失はどちらが大きいのだろうか。

 

少し前、具体的にはこのブログを始める前の3月ごろまでは10kmほど離れた鯉の釣り堀などにもよく行ったものだが、どうにも緊急事態宣言にふさわしくない行動である気がして気分よく行けないので足が遠のいている。学校に登校することもなく、たまに労働に行く以外は半径2km圏内から離れない暮らしである。

 

しかしこの自粛は、将来医療従事者になるものとしての責任感で行っているもので、いろいろの背景がある人全員にまで雰囲気だけで求めることはできないだろう。特に人とのつながりが生活の多くを占める人たちなどは、皆で集まって騒ぐことが生活に必需であり少なくとも2か月も抜くことは耐えられないらしい。繁華街に遊びに行く人たちの様子の写真が青い鳥の便りで流れてきた。カラオケなども4月から閉まっていて、仲間内で歌ってすっきりしたい人たちがイライラしているようである。無論感染を拡大する行動ではあるが、そのリスクを負ってでもしたいという声があがることは理解、尊重する。

 

しかしここ数年で飲食店やカラオケ屋などを開いた人は本当に気の毒である。まさか、年に何か月も営業の縮小や実質的な休業をお願いベースで強いられると分かっていたら私財をはたいて開業しなかっただろうに。