就活戦線開幕

いつものように(ブログ更新を忘れつつ)ツイッターを眺めていると、『今から就活はできる!エントリーシートを有名大企業に出そう!』という趣旨の広告ツイートが流れてきた。俗に3年生の6月から就活は始まると聞くし、5月も半ばになればそのような広告が流れてくるのは当然である。

 

私は23卒世代だが、どうあがいてもストレートで進級しても23年に卒業なんぞできやしないのでこの就活戦線には参戦しない。国試を受けて受かることが前提だが医学科卒者用の専用就活システムが国により組まれていて一般の就職よりいくらか単純で自由競争の程度が少ない仕組みで争うことになる。

 

しかし、全国統計が自分の近所にもあてはまるとすると、小学校の同期の半分は高卒なり専門卒なりでもう働いていてもう半分もそろそろ就活を始めるというのは不思議な気分である。もう赤ちゃんまでいるかもしれない。大人であることだ。

 

大学は4年間のモラトリアムなどともかつて言われてきたが、その半分に就活が割り込んでくるとなると詐欺の類である。ESなるものを山ほど企業に送り付け、説明会やらインターンやらOB訪問やらで非公式な選抜を受け、連日真っ当な格好をして面接に赴きこれまた山ほど送り付けられるお祈り通知に耐え、と中々過酷なしくみであるらしい。webテストは算数などもでて一般的なものは簡単であるとはいえ。

 

特に2000/2001年生まれの我々の世代は残りのモラトリアムの半分がコロナで潰れている。物理的に対面して酒を酌み交わさないと元気が出ない多くの人々の、その中でもコンプラ意識が高い人は全くそのような事ができないままである。

 

1年まともに余暇があるだけでも良いのかもしれないが、それにしても忙しない人生のスケジュールであることだ。