そもそも大学生活は贅沢

大学生のFFが多いからか、景気の悪いツイートが頻繁に流れてくる。直近のものではカフェのハシゴが贅沢として叩かれていた。嘘だと思いたい。

 

カフェでコーヒーを頼んで500円、ケーキなど頼んでも1000円に満たない。それを3軒ハシゴしてもせいぜい2000円台に収まる。それが毎日となると贅沢にも思えるが週に一回程度だとすると珍しくないだろう。

 

ただその程度の出費をも妬む人たちが存在することは事実として受け入れねばならない。授業料を捻出しつつ人ひとり生活する本来の厳しさを考えれば。

 

家賃を含めた生活費をかなり低い水準でざっくり150万/年と想定して、私大の学費相場が概ね100万円/年であることを考えると大学生一人に付き250万円/年が必要になる。JASSOの奨学金を満額借りてフルタイムで働けば届きそうであるが、大学の単位を取らねばならないからそのようなことはできない。親からの仕送りか支援制度の利用が必要になる。給付型の奨学金というものはその規模に対し希望者が多く当てにできないので親に頼るほかあるまい。

 

大学に行かずフルタイムで働けば学費がかかる代わりに生活資金が手に入ることを思えば大学にかかるコストは更に膨らむ。こんな高コストの過程を同世代の半分がこなしているとは正直信じがたいものがある。

 

受講が仕事で給料の出る自衛隊の大学校に入りでもしない限り、大学生活は金のかかるものだなあ。