大学の歩き方:受講スタイル

ドラゴン桜』なる東大受験ファンタジーが流行っているようだ。初代の第一巻から英作文で英語っぽいものが書けているとか、√計算が瞬時にできるとか、そもそも何時間も勉強できる体力があるとか、理系国語60点はトップランカーだとか、突っ込みどころは多くあるものの具体的批判はやはり東大生のフォロワー諸氏に任せたい。

 

そもそも「逆転合格」なんてものに頼るのが間違いで、少数派で華々しい成功に映るからそれこそドラマにもなるが、遅くとも小5から粛々と対策を積んで順当に合格することを目指す道が王道であろう。

 

さて、そういうのが大好きな層は『成績の良い層は皆授業態度も優れている』と考えがちという偏見がある。実態は様々である。教科書的な模範生徒で成績が良いのもいれば、学校で遊んでばかりなのに成績だけは取るのもいる。

 

我が大学では1点を争う受験バトルは普段はなく、GPAの概念もあまりしっくりこない(学生留学をするためにはそれなりに重要視されるらしい)。なにせ数個の科目で優れていても必修を一つ落とせば進級がままならない。

 

とりあえず2回の留年チャンスを乗り切った者として、ふだん受講する様子を紹介したい。講義は全てライブ配信なので、時間割通りに目覚めて『着席』する必要がある。

 

まず、講義はパソコンで、机の前の椅子に腰かけて受ける。なぜならスマホでは画面が狭すぎ、タブレットの類では操作時に画面が手で隠れるからである。パソコンなら講義画像の横にグーグルを開くことも可能だ。

 

また、自分は入学時に買ったノートパソコン(3さい)を使っているのでベッドで受講することも可能だが、どうにも気分の切り替えができず全く講義が頭に入らなかったので机に向かうことにしている。

 

そして左手側にはお茶とおやつを置く。最近はタンパク質を重視し、また自室の常温でも保つ干し肉の類やハードチーズを選ぶことが多い。ナッツ類も大いにあり。

 

右手にはマウスを握る。bluetoothは進歩こそしているがラグが気になり、有線のものは断線するので、USBレシーバーで通信するものが好きである。当代のものはトラックボールマウスで、親指でプラの球をぐりぐりしてカーソルを移動させる。机上での可動域を考慮せずともよいので中々便利である。

 

下にはノートパソコンクーラーを敷く。メッシュの金網の間にファンが入っていて、USBハブからの電力で風を吹かせてパソコンを冷やす。長時間しっかり動かすので、冷却は必須である。また、嵩上げによりお茶転倒PC水没事故の予防にもなって素晴らしい。

 

そして前には、ディスプレイを置いてデュアルディスプレイとする。これが重要。中古の1万円くらいのもので十分だが、QoLを考えるともう少し高いものを選んだ方がいいだろう。画面に表示したいもののうち、操作頻度の低いものをそちらに追いやる。それこそ講義動画など。

 

そうして確保した画面をどう使うかは、そのうち。