大学の教養体育

俗にいう大学生らしい大学生活をしていた一昨年度の講義に、体育があった。

 

医療系学部らしく運動療法の考察や医療に関連する講義などが少しあったものの、大半は極めてゆるい雰囲気の中でフットサルやらソフトボールやらして遊ぶものである。

厳しめの高校ではかなりきっちり統制をとるというから、その統制の取らなさに面食らった人も多いのではなかろうか。

 

少人数のグループでやるときは巨体は巨体どうし惹かれあうため、というよりある程度体格が似てないと危険なこともあるため野郎3人で280kgくらいあるグループを作って楽しくやっていたが、大人数で集団戦をやるときはそうもいかない。

 

激しく動き回る中で、90kg近い私と60kgには満たないだろう小柄な人が衝突する事故も起こってしまう。こちら側が五割増しだと向こうに与える衝撃だけが大きく、痛い思いをさせてしまうこともあった。 小さなグラウンドの整備が甘く、飛んで行ったボールの回収に手間取ることもあった。しかしまあ、レジュメには色々書いてあったものの、裏の主目的である学生同士の親交には小さくない役割を果たしていたように思う。

 

晴れの日はそのグラウンドに出て駆けるが、雨の日は体育館に入って卓球をすることが常であった。これは体格のごり押しが効かない競技なのでいい感じに競れて楽しかったことだ。