大学生アカウントの廃墟

 4月もあと数日のこの時期になると、後輩たちの作った大学アカウントの廃墟が2桁ほどみられる。春の風物詩である。鍵垢にこもっているのか、大学名を明かさないアカウントで宜しくやっているのか、それともインスタあたりに移行してしまったのか、よくわからないが悲しいことだ。

 

 自分などは中3の春から7年やってきたので今更アカウントを消すなど考えられない、外とのつながりを大学の同級生相手でさえtwitterに拠っているのでこの@Carrotman1goのアカウントが消えると外向きの窓口が9割がたは閉ざされるも同然で極度の孤立にさらされて困る、のだが作ったばかりの人は消しやすいのだろう。

 

中学垢にして高校垢、大学生垢、部活垢、ゲーム垢、インフルエンサーの追っかけ垢、一言居士垢、小学校垢でさえあり、愚痴垢、スペース(昔はツイキャス)垢、業者垢の通報垢、ネットの人々との交流垢、いろんなものを乗せすぎた自分には後半生の人格のようなもので本当に放棄しずらい。大学を出たら消す人も多いが、自分の場合はこれに研修医垢の属性が加わるだけだろう。それまでと違って勤務先は隠すことになるだろうか。実名を容易に特定されてはかなわん。

 

ここまでやっているとフォロワーのアカウント削除、あるいは削除もツイートもされずただ廃墟化するようなことも多い。数年交流した人が消えるのも悲しいが、合格報告の1ツイートしかしなかった人であっても人を見送るのは悲しいものだ。