敗北というより撤退

今日まで『Pカップ』というなかなか厳しいイベントがあった。単純作業を幾度となく繰り返し、延々と周回してスコアを対人戦形式で競うものである。人ごとに順位が設定されていて、達成すると名誉と少々の報酬を得る。

 

1週間前の私はオンラインで授業が終わればすぐとりかかれ、都合よく課題やテストが課されることも少ない時期であることから、前評判で一番ボーダーが高いので取り組むこととした。幸いにして戦力は充実していて、延々と周回するとそれ自体にささやかなご褒美があってあとが楽になる。

 

しかしまあ6時間の休憩時間はあるとして、そのうちの30分ほどを仕込みに使って残り5時半はもちろん睡眠に充てるので、1週間そのことだけを考えなければならないのが辛かった。後半に体力を残そうと前半の数日では作業量をセーブして、実際最初の2日くらいはうまくいったものの、いつの間にか100位のボーダーにファン数1000万人、だいたい2時間半分くらいのビハインドが残り2日時点でついてしまっていた。

 

走り方がうまくないとか、目押しで失敗するのもあるが、何より定型作業のしすぎで疲弊して効率が落ちるのがつらかった。そして何とか2時間くらいを投じて稼ぐものの、当然ライバルも走っているので差はぜんぜん縮まらない。他のゲームやらネット小説やら漫画やらを気分直しにかこつけて触って3時間経過するようなのを数回繰り返して、投げてしまった。投了あるいは撤退である。あんまり辛すぎたので負けた気にはならない。名誉以外の報酬は知れていたし。

 

今は懐かしのFF12とかCiv5とかを新しく届いたデスクトップパソコンでやっている。楽しい。

 

 

 

しかし疲れた。しばらくは5000円札の顔さえ見たくない。