進級

ようやっっっっっっっと進級判定が出たとの知らせが来た。喜び勇んで、内心は心臓バクバクで確認のメールを送ったところ、全科目合格(医学部なのでほとんど全部が必修)で無事進級とのことであった。本当は3月16日にこの発表がなされる予定ではあったが、課題の都合などからずれにずれ込みあと数日で新学期という所での公表となった。

 

しかしまあ、蓋を開けてみれば倍率1.0倍台前半の選抜度合いでありながらえらく緊張したものだ。私は医学生をやっているからにはもちろん、大学入試で3倍近い選抜を潜り抜け他者をドチャクソに蹴り倒して席を確保したのだし、中学入試でも前受け併願は別にして3倍少々の選抜でその2日の為に一生を捧げてきたような連中を張り倒して切符を手に入れた身ではあるが、将来が決まる選抜は何回受けても緊張するものだ。ちなみに原付の運転免許の試験には3度落ちた。あれは毎日でも受けられる性質のものなのでどうでもよい。

 

産まれてから20年近く、数年単位で訪れるここ大一番の鉄火場を乗り切ることに頭のリソースを振り分けてきた。その都合上ある意味内申点的な、毎年の小さな選抜には多少ながら心を痛めることになってしまった。でも毎年の小選抜に慣らすと、倍率だけ見れば1.1倍とはいえ、国試本番で苦労しそうなのでこの苦しみは甘受することとする。