薬用植物園
今日は京都のはずれ、修学院の方にある武田薬品の薬用植物園に行ってきた。スパイスやハーブ類などを多くの種類取り揃えているなかなか希少な施設である。
今回は一般向けの会であったが、それでも公開回数が限られていることもあってか展示している植物に負担をかけるような、ちょいと葉っぱや実をちぎって食べたり嗅いだりといった事ができてなかなか面白かった。花椒の生の若いのをかじって15分くらいしびれてほかの物の味が分からなくなったりした。
もちろん各植物の展示もあるのだが、薬用植物園というだけあって方剤を構成する植物をまとめて寄せ植えしているコーナーもあって分かりやすいと感じた。それにしても、これだけ違う植物を同じ土に寄せて植えて元気に育てるというのもすごいものである。
一番下の写真は、ちとカメラがすねてぼけているがよくみる生薬を寄せ集めたものである。1位は甘草で7割くらいの方剤には入っているのだとか。副作用には注意が必要だが味を調えるにもよく使われる生薬である。ちなみに生薬には蜜蝋やら石膏やら阿膠、ロバのにかわなど非植物性のものもあるがそれらも置物としてかわいく展示してあった。