バジルの水挿し

ここ暫く、バジルを育てている。生き物を育てるにおいて、植物には動物愛護法など適用されないので楽である。ハサミでちょん切ったと言っても何も起こらないし、育てるのが嫌になれば全部食べてしまえばいい。動物ではこうはいかない。

特に爬虫類鳥類哺乳類などは実験動物として扱うにも倫理委員会に書類を送ったり何なりと、種々の決められた手続きが必要になる。

 

爬虫類の、トカゲのしっぽなどは切れてもそれらしいものがまた生えてくるなどというが、植物の再生力は素晴らしいものがある。研究室で色々の薬品や器具を使って培養すれば細胞1個から.....とはいかずとも爪楊枝の先ほどの組織からでさえ全身を再生できる。どっちかというとプラナリアとかの方が近い。

 

特にハーブ類は扱いが楽で、葉につく害虫と水にさえ気を遣えばもりもり育つ。育ちすぎて収穫物の葉でなく花にエネルギーを注ぐようになってしまったので時々切って食べている。そしてその茎に葉っぱをいくらか残しておいて、水につけて日々取り換えてやると根が生えてくる。

 

もう少し伸びてきたら酒の小瓶からまともな容器に移して、培養液を張りエアレーションをかけて、水耕栽培として体裁が整うものにしてみようと思う。親株の外で育てているのも続けるが、こっちは室内なので水切れや虫害の心配がなくて本当に気楽である。無事に育てば越冬も試してみようか。

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