おそロシア

ロシアの勢いが止まる所を知らない。第三国の一般人に伝わってくる情報など質はお察しであるものの、非常にスピーディーに進めていることは伝わってくる。あまりの無茶に国民もついていけておらず反発しているのであっという間に済ませてしまいたいらしい。

 

しかしまあ、宣戦布告やら総動員などというおどろおどろしい語は現代ではゲーム用語であってほしかったものだ。2010年代の末までそうだと信じていた。自分もコーエーやパラドのゲームでは嬉々として侵略に励むが、リアルに持ち込んでいいものでは決してない。

 

一昨年のアゼルバイジャンアルメニアの戦争で当時のアルメニアの大統領がtwitterで動員を発表していたのを見て、2020年代はそういう時代だと覚悟はしていたがあまりに急激すぎる。あの時に個人的に受けた衝撃は2005年に見た人口減少のニュースに近いものがある。今回の宣戦布告の報もそれに次ぐものである。

 

アゼルバイジャンとて批難されたがアルメニア本国には手を出さなかったことで面目を保った部分があるものの、ロシアはウクライナというれっきとした独立国に攻め込んでいる。常任理事国だから安保理でどうにもならないのももどかしい。

 

攻めていくための軍が無い日本にできることは経済制裁にせいぜいが禁輸くらいのものだろうが、ガソリンなんかもただでさえ相当値上がりしているのに少なからず輸入している石油やガスを切ると辛い。無くても死にはしない北方の海産物の非買運動を国民が勝手にするのが関の山だとつらいものである。