語呂合わせ作成過程【Asia Motor】

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あと半日すれば試験である。そのために急ごしらえで作った”アジアモーターキーマッスル”の語呂合わせの作成過程を紹介する。

まずは覚えるべき原本だが以下の通りである。検査に用いる運動とそれをつかさどる脊髄の高さを表したものである。

【原本】

C(頚髄)5肘屈曲

6手首伸展

7肘伸展

8中指伸展

T(胸椎)1小指外転

L(腰椎)2大腿屈曲

3膝伸展

4足関節背屈

5親指伸展

S(仙椎)1足関節屈曲

 

まず語呂合わせの簡易なものとして頭文字を単純に抜き出すことを考えたがこれは断念した。膝と肘で『ひ』が被るのもそうだが、例えばS1の『あ』から『足関節屈曲』を想起できないと考えたからである。それぞれが『部位+運動』からなるので、部位と運動両方を抜き出すことにした。

 

この方式で出来上がるのが以下のものである。

『ひく てし ひし なし こが だく ひし あは おし あく』

本来は適宜並び替えることで意味の通りをよくするが今回は脊髄の上から下に向かう順序があるのでできない。ただこれにもメリットがあって、『膝』と『肘』の区別が上下でつくので簡単になる。それゆえ、順番はそのままで意味を持たせることを考える。

この文字列のうち、『おしあく』は『押し開く』と無理やり文にできそうなので採用、『だくひ』は『諾否』と言えそうだが、『だ』から『大腿』を導くのが難しそうなので、直訳の『しり』なども選択肢に入れつつ『もも(腿)』と言い換えることにした。これで『黙秘(もくひ)』と平易な言葉になった。

 

ここで二つの単語に挟まれた『あは』が浮くが、対処が面倒だったので自分がやっているゲームに出てくる鳴き声にすることにした。これで『黙秘しあは~♥押し開く』となった。黙秘する人の口を笑顔で押し開ける雑なイメージである。聞きたい方は関連するワードの「ぴゃ楽器」で検索してくれれば色々出てくる。

 

そしてその前の文字を見ると『なしこが』となっている。『こ』から人名感を得たので「梨子が」とする。残りは『ひくてしひし』である。この文字列から『引く手』『皮脂』が想起された。『手』『皮脂』は関連するワードなので使い勝手がよさそうだ。

 

『伸展』の『し』を言い換えの対象とする。本当は同じ語は同じ頭文字で揃えた方がいいのだが、『のばす』とすると接続がよさそうだ。『の』にすると『引く手の皮脂』になる。雑だがこれで良しとした。

 

また、脊髄の高さの名前も覚えなければいけないがこれは5→8、1→5、1と単純なのでオミットすることにした。一々加えていれば長すぎるので、最初の1は胸椎で次の2は腰椎ということだけ覚えておく。胴体を挟み別の部位なので混同しないだろうが。

 

しかし順番を入れ替えると意味が崩れるので入れ替えられないことが厳しい。それこそ10個の文字列を入れ替えるなら10!個もの組み合わせがあるがそれを丸々放棄することになるので。まあ自分だけが半日使えればよいのでこの程度の素朴なものでよい。語呂合わせの紹介サイトなど作るならもっと体裁を整えるべきだが、そもそも語呂合わせは10個も20個も長期暗記にぶちこむ事には適していない。他人の作ったものならなおさら覚えにくい。自分が当座の短期記憶の為に一つあれば良いのでこのようなものになった。