チートモード【口述筆記】

よほどのタイピングの達人か、速記を習得した者でなければ最も早い文字の入力方法は音声である。最近の音声認識は精度が良くて言ったことをそのまま文章にしてくれる。

 このスマホなどを使った口述筆記は、たかだか数年前には考えもつかなかっただろう。

 

プロの文筆家が人を雇ってやらせることはあっても一介の大学生が口述筆記で課題をこなすことは不可能であったし、そもそも原稿用紙に課題を書いていた時代は声で鉛筆やボールペンが動くことはないため手による筆記が必須であった。

 

昨今のオンライン化でテキストデータやあるいはワード PDF などでの提出が許されるようになったからこそ、機械の音声認識を使った口述筆記ができるようになったといえる。

 

ただ書き言葉をそのまま発音するには少々の訓練が必要であるし、ある程度は文脈を汲んでくれるが望む変換が出来るとも限らない。長文テキストを文字起こしするなら、発音せずともスマホで撮って文字認識をさせれば手間がかからない。

 

それでも、ある程度テキストをベースにしつつも自分の言葉で素早く文章を仕上げたい時にはコンピューターに言い聞かせて書かせるのがよろしい。